日本語を英語に翻訳する場合、いったい英語にするとどのくらいの分量になるのか、また翻訳料金はいくらかかるのか、悩まれたことはないでしょうか。そこで、そんな方のために、翻訳に関するの基礎知識をご紹介します。
通常、翻訳料金は仕上がりの英語原稿の語数(ワード数)を元に算出します。たとえば日本語で400字の原稿を英語に翻訳すると、何語になるかといいますと、だいたい、220語から225語になります。かりに20,000字(400字換算で50枚)のものを翻訳する場合、220語×50枚=11,000語になります。もちろん、日本語の原稿が専門分野のものであるとか、また日本固有のものであるため若干の解説を必要とするとか、場合によって、語数が増えることがあります。
つぎに、翻訳料金ですが、算出する単位がまちまちです。200語1枚につき6000円という料金設定をしている翻訳会社では、11,000語を200語単位では55枚となりますから、6000円×55枚=330,000円となり、また、日本語400字に相当する220語1枚につき7000円という会社であれば、7000円×50枚=350,000円となります。さらに、1単語いくらという料金設定をするところもありますが、かりに1語につき30円という価格であれば、上記のように200語に換算すれば6000円となり、また220語では6600円となりますから、単価としてはあまり変わらないということになります。
翻訳料金の相場を見ますと、かなりの幅があり、上記の例より、高いものもあれば、低いものもあります。これはやむをえないことで、翻訳のレベルの問題が大いに関係しますので、一概に、高い低いを論ずることができないのは言うまでもありません。